HAKOBUNE

放射されるアート: Art that radiates

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Artist-Related Information 展覧会情報

木原 真男 展 DAILY WORKS 2023~2024 楓ギャラリー 2024年3月26日(火)〜4月7日(日) 12:00~19:00 月曜休廊 最終日16:00まで直リンク>>>

川口祐+高島芳幸 光の差す場所を二人で眺めてみる Gallery&CafeDODO 2024年 3月16日(土)-31(日)
 16日(土)レセプション17時〜 トークイベント18時~「コトとしての美術について」

「刺繍の物語」ミラン・トゥーツォヴィッチ、ヴァーニャ•パシッチ、古賀亜希子 Steps Gallery 2024年2月21日(水)ー3月2日(土) 直リンク>>>

倉重 光則 展 Kurashige Mitsunori カオスの裂け目 ATELIER K ART SPACE 2024年1月16日 (火) – 2月4日(日)  直リンク>>>終了

倉重 光則 展 Kurashige Mitsunori 真夜中の白い正午 Steps Gallery 2024年1月8日(月) – 20日(土) 直リンク>>>終了

勝又豊子展 Toyoko Katsumata: 横須賀美術館  不在の向こう – 白い余白.   2023年10月7日(土)~12月24日(日)>>>終了

さいたま国際芸術祭2023 【創発 in さいたま】白昼の不安と憂鬱 : 勝又豊子、小林雅子、永原トミヒロ
→→→→→→→→→→→→→→→→→ノースギャラリー(プラザノース2F) 開催日程 : 11/23(木)~12/03(日)>>>終了

峯岸 千絵 展 Minegishi Chie : 藍画廊  2023年11月13日(月) ー 11月18日(土)  藍画廊へ直リンク>>>終了しましたが作品はご覧いただけます。

中前 寛文 展 Hirofumi Nakamae : 2kw gallery ”The Planet of Hope”  2023年11月4日(土) ー 26日(日) >>>終了

高島芳幸展 TAKASHIMA YOSHIYUKI : 日本茶喫茶 ギャラリー楽風 -『楽風』に入る。 ミズモヲカク- 2023年9月14日(木) – 9月26日 (火) >>>終了

山岡俊平展 YAMAOKA Shunpei : いりや画廊 2023年9月11日(月) ー 23日 ( 土 ) 11:30~19:30 (最終日16:00 まで/日曜休廊/土曜祝日 17:30)>>>終了

山極満博 Mitsuhiro Yamagiwa : Art Project “CENTURY. idee bauhaus”に参加 2023年6月25日から8月27日まで >> >終了

*展覧会は終了しています。事後記録、アーカイブとして立ち上げました。よろしくお願いいたします。

発生の現場(体験、現象)

そこは事件の起こるべき構図の中といったものが欠けている場所、次の日もこの場所は飽きもせずに反復されているに違いない。
風景のカラッポ、オイディプスの悲しい目、主体の不在、入り口の扉に塗られたペンキは乾燥した皮膚のように浮き上がり、剥がれているのだ。
深く打ち込まれたボルトもだらしなく露呈し、
ボロボロに崩れている。剥がれたコンクリートから現れる内部の骨組は、ゆっくりと時間をかけて腐食され、
茶褐色に錆び付き、風化の一途を辿っている。
海水は上ってきた。過ぎていくものを思い出す。
壊れたボートが中ば地上に溺れ、泥の中に埋もれている。
放置されたエアコンの残骸、ゴミや汚物の山、泥のある箇所が散在する。
いかに泥は柔らかくあり、同時に乾いているのか、干されているのか、褐色、黄、黒、灰色、黒ずんだ色をしている。
その匂いが求めているものは、或いは草か。
いまそれに触れ、手にとった指の間で湿ってくっ付き、捉えどころのなかったこれら何本かの草。
上部が斜めに撃ち込まれた杭は、やや傾き、割れて、縦にヒビが入り、白っぽくなっている。
所々に頭の欠けた茶色の錆びた釘は、そこに残っていた、何か他のもの、名づけられない他のもの、
もはや何か分からないものの一部であったのか。
唯一確かなことはこの場所は、光によって放射されている。
微細に交感するもののただなかに晒されている。反復されている。

倉重光則

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ARCHIVE – Artist’s work

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