HAKOBUNE

放射されるアート: Art that radiates

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Artist-Related Information 展覧会情報

勝又豊子展 Toyoko Katsumata: 横須賀美術館  不在の向こう – 白い余白.   2023年10月7日(土)~12月24日(日)>>>

高島芳幸展 TAKASHIMA YOSHIYUKI : 日本茶喫茶 ギャラリー楽風 -『楽風』に入る。 ミズモヲカク- 2023年9月14日(木) – 9月26日 (火) >>>

山岡俊平展 YAMAOKA Shunpei : いりや画廊 2023年9月11日(月) ー 23日 ( 土 ) 11:30~19:30 (最終日16:00 まで/日曜休廊/土曜祝日 17:30)>>>

山極満博 Mitsuhiro Yamagiwa : Art Project “CENTURY. idee bauhaus”に参加 2023年6月25日から8月27日まで >> >終了

*展覧会は終了しています。事後記録、アーカイブとして立ち上げました。よろしくお願いいたします。

発生の現場(体験、現象)

そこは事件の起こるべき構図の中といったものが欠けている場所、次の日もこの場所は飽きもせずに反復されているに違いない。
風景のカラッポ、オイディプスの悲しい目、主体の不在、入り口の扉に塗られたペンキは乾燥した皮膚のように浮き上がり、剥がれているのだ。
深く打ち込まれたボルトもだらしなく露呈し、
ボロボロに崩れている。剥がれたコンクリートから現れる内部の骨組は、ゆっくりと時間をかけて腐食され、
茶褐色に錆び付き、風化の一途を辿っている。
海水は上ってきた。過ぎていくものを思い出す。
壊れたボートが中ば地上に溺れ、泥の中に埋もれている。
放置されたエアコンの残骸、ゴミや汚物の山、泥のある箇所が散在する。
いかに泥は柔らかくあり、同時に乾いているのか、干されているのか、褐色、黄、黒、灰色、黒ずんだ色をしている。
その匂いが求めているものは、或いは草か。
いまそれに触れ、手にとった指の間で湿ってくっ付き、捉えどころのなかったこれら何本かの草。
上部が斜めに撃ち込まれた杭は、やや傾き、割れて、縦にヒビが入り、白っぽくなっている。
所々に頭の欠けた茶色の錆びた釘は、そこに残っていた、何か他のもの、名づけられない他のもの、
もはや何か分からないものの一部であったのか。
唯一確かなことはこの場所は、光によって放射されている。
微細に交感するもののただなかに晒されている。反復されている。

倉重光則

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ARCHIVE – Artist’s work

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